
2025年5月21日
『この決済方法、うちのサービスに合ってるのかな?』
と考えたことはありませんか?
決済方法が豊富にある現代では、
ご自身のビジネスに適切な決済方法を迷ってしまう…という方も多くいらっしゃいます。
提供できる決済方法によって、
顧客満足度を高めることができたり、
売上アップの機会損失を防いだりと
決済方法は事業成功の大きなカギを握っています。
この記事では、
多くの企業が導入を検討する主要な決済手段である
「口座振替」と「クレジットカード」について詳しく比較をしていきます。
口座振替のメリット
決済手数料を抑えられるケースが多い
クレジットカード決済では請求金額に対して数%の決済手数料が発生するのに対し、
口座振替の手数料は請求1件あたり100円前後と定額です。
そのため請求金額が5,000円を超えるようなサービスでは、
口座振替の方がトータルの決済手数料を安く抑えられるケースが多くなります。
利用者の層を選ばない
銀行口座は、年齢や収入、信用情報に関わらず、ほとんどの人が開設できます。
ごく一部の例外(反社会的勢力との関係や国内に住所がない場合など)を除けば、基本的に誰でも利用可能です。
一方でクレジットカードは、
過去の信用情報、収入の安定性、年齢(18歳未満や高齢者の一部)などにより、
保有できない人が一定数存在します。
この点を考慮するとより幅広い顧客層に対応できる点が口座振替の大きな強みと言えるでしょう。
口座振替のデメリット
督促業務が必要になる場合がある
口座振替は高い回収率を誇るものの、
残高不足による未回収が一定数発生する可能性があります。
未回収が判明したら速やかに督促のアクションを起こす必要があります。
稀に未回収分を翌月の請求に合算して回収しようと考える事業者もいらっしゃいますが、
これはあまりお勧めできません。
当月の振替日に残高がなかった利用者が、
翌月の同日には必ず残高があるとは限らないからです。
給料日直後は口座にお金があっても、
各種支払いで振替日には残高がなくなる、といったケースはよくあります。
このような残高不足による未回収には、
判明後すぐにコンビニなどで支払える請求書を送付するなどの対策を講じることで、
回収率を高めることができます。
初回引き落としまでに手間と時間がかかる
口座振替は、利用者に「口座振替依頼書」を記入・提出してもらい、
それが金融機関に受理されるまでの間は引き落としができません。
この期間は別の決済手段で回収する必要があります。
さらに、依頼書に印鑑相違などの不備があった場合は、
再度書類の取り直しが必要になり、
追加で手間と時間がかかります。
最近ではペーパーレスで手続きを完結できるサービスもありますが、
100%全ての利用者がオンラインで対応できるわけではないため、
やはり初回だけ別の決済手段を準備しておくことは必要になるでしょう。
クレジットカード決済のメリット
債権リスクが低い
クレジットカード決済の最大のメリットは、事業者側の債権リスクが低いことです。
カード会社が支払いを保証するため、
原則として「とりっぱぐれ」がありません。
これにより事業者は未回収の心配なくサービス提供に集中できます。
利用者ニーズに応え、顧客満足度を向上
利用者にとってクレジットカードは
「ポイントを貯めたい」「家計管理のために支払いを集約したい」といった強い動機があります。
公共料金などもクレジットカード払いが進んでおり、
一つのカードでまとめて管理したいというニーズは高まっています。
クレジットカード決済のデメリット
決済NGやチャージバックのリスク
「とりっぱぐれがない」と述べましたが、
以下のようなケースでは決済がNGとなりカードの利用ができません。
この場合は別の回収手段を用意する必要があります。
- ●クレジットカードの支払いを滞納中の場合
- ●カードの有効期限切れの場合
有効期限切れについては、
利用している決済代行会社が「洗替サービス」を提供していれば、
自動的に有効期限を更新できる場合があります。
しかしこちらも完全ではないため、
最終的には利用者から最新のカード情報を再度入手する必要があることも認識しておきましょう。
またクレジットカードの不正利用があった場合、
後日カード会社からチャージバック(売上取り消し)の指示があり、
事業者の売上が戻されるリスクもあります。
これらのリスクを考慮しクレジットカード決済を導入する際は、
決済NGやチャージバックが発生した場合の運用フローを事前にしっかりと整えておく必要があります。
これにより、予期せぬ事態にも冷静に対応し、スムーズな事業運営を維持できるでしょう。
口座振替・クレジットカードに適したサービス
口座振替が向いているビジネス
口座振替は、長期にわたり支払いが継続されるサービスに特に適しています。
具体的には、
ガスや電気などの公共料金、新聞購読料、フィットネスクラブの月会費などが挙げられます。
また、お子様向けの学習塾や習い事など、月額費用が高額になりがちなサービスでも、
事業者側の決済手数料負担を考えると口座振替が有利です。
さらに、クレジットカードではカバーしきれない顧客層を持つサービスにも導入をお勧めします。
例えば、BtoB向けサービスです。
近年法人カードの普及は進んでいますが、
それでもまだ利用できる企業は限定的です。
機会損失を防ぐためにも口座振替の準備は必須と言えるでしょう。
また高齢者が主な利用者層のサービスにも適しています。
高齢者の中にはクレジットカードやスマホ決済に不慣れな方が多いため、
慣れ親しんだ口座振替を用意することで、安心してサービスを利用してもらえます。
クレジットカード決済が向いているビジネス
クレジットカード決済は、
申込後すぐにサービスを利用したいというニーズが高いビジネスに特に向いています。
例えば、NetflixやHuluなどのVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス、
オンライン学習サービス、オンライン診療などが挙げられます。
これらは、ユーザーが「今すぐ利用したい」と考えるサービスであり、
クレジットカード決済は迅速なサービス開始を可能にします。
その他、コスメやアプリの定期購入、
ゲームやエンタメ系のサブスクリプションなど少額決済が頻繁に発生するサービスにも
クレジットカードは親和性が高く、広く利用されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、法人向けの主要な決済手段である
「口座振替」と「クレジットカード決済」について、
それぞれのメリットとデメリットそして適したビジネスサービスを詳しく解説しました。
どちらの決済方法にも一長一短があり、
「これだけを導入すれば良い!」というものではありません。
大切なのは提供するサービスの内容や性質、顧客層の特性を深く理解し、
それに最適な決済手段を選択することです。
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口座振替での引き落としが難しい場合にはスムーズにこちらの回収手段を適用することができます。
さらに審査に通過したご注文分は必ず立替保証するので、未回収リスクの心配もありません。
是非「後払い.com 口座振替サービス」をご検討ください。