口座振替導入の流れとチェックすべきポイント5選

公開日:2024年9月19日
最終更新日:2025年11月13日
事業者にとっても利用者にとってもメリットが多く、広く普及している口座振替。
回収方法の1つとして口座振替の導入を検討する事業者も多いのではないでしょうか。
今回は「口座振替の導入の流れ」と
「導入時に適切な決済代行会社を選ぶチェックポイント」を簡潔に解説します。
|
目次 ● 口座振替導入の流れ |
口座振替導入の流れ
金融機関と直接契約 or 決済代行会社と契約 を選ぶ
口座振替の運用には
「金融機関と直接契約する方法」と「決済代行会社を利用する方法」の2つがあります。
まずは自社に合う適切な契約方法を選択しましょう。
| 金融機関と直接契約するメリット | 金融機関と直接契約するデメリット |
| ● 手数料を抑えられる |
● 複数の金融機関との契約が必要 |
| 決済代行会社と契約するメリット | 決済代行会社と契約するデメリット |
| ● 1社の契約で複数の金融機関を利用 ● 業務窓口を一本化できる |
|
金融機関と直接契約なら
❶ 取引したい金融機関へ問い合わせ
❷ 提供商品(サービス)や月間取扱件数などの確認があり、諸条件を確定させる
❸ 金融機関ごとに口座開設の必要書類を提出し、口座振替の利用を申請する
❹ 審査が行われる
❺ (必要に応じて)請求・入金確認のためのwebサービスを契約する
❻ 金融機関より管理画面のアカウントが発行される
❼ 請求データを管理画面にアップロードするテストを行う
❽ 問題がなければ運用開始
【主な提出物】
・お申込書
・登記簿謄本
・印鑑証明
・(金融機関によっては)経理担当者の身分証(免許証写し)など
【利用開始までの時間】
数か月
【ポイント】
・金融機関によっては取扱い見込み件数が少ないと、口座振替の取引を断られる場合もあります。
・複数の金融機関を併用する場合は、それぞれの金融機関用に請求データを作成し
登録・入金確認作業を行うため運用負荷は非常に大きくなります。
自社でシステム化を進めることをおすすめします。
決済代行会社と契約なら
❶ 取引したい決済代行会社へ問い合わせ
❷ 提供商品や月間取扱件数などの確認があり、諸条件を確定させる
❸ 必要書類を提出
❹ 決済代行会社による審査が行われる
❺ 請求データを管理画面にアップロードするテストを行う
❻ 問題がなければ運用開始
【主な提出物】
・申込書
・(決済代行会社によっては)登記簿謄本
・(決済代行会社によっては)印鑑証明書
【利用開始までの時間】
1か月~
自社システムと連携せずに運用するケースは多く見られます。
【ポイント】
導入にあたっても、運用にあたっても、決済代行会社を通して口座振替を提供する方がスムーズです。
適切な決済代行会社を選ぶチェックポイント

数多くの決済代行会社の中から自社に適した会社を選択することは難しいことですが、
以下のポイントを参考に検討してみるのが良いでしょう。
チェックポイント5選
① 手数料
② 引落し、振込等のスケジュール
③ 利用可能な金融機関
④ 依頼書のペーパーレスのオプション有無
⑤ 不能時の再振替機能やコンビニ収納の提供有無
以下で詳しく解説いたします。
手数料
「初期費用、月額固定費用、1件当たりの請求手数料」など
決済代行会社によって発生する手数料が異なります。
料金表でコストが低くみえるものよりも
どのような項目にいくら発生するのかを理解し
運用に即したサービスを選ぶのが良いでしょう。
引落し、振込等のスケジュール
引落日、請求締め日、振替結果・収納金の振込日などは
あらかじめ決済代行会社によってきめられています。
特に、請求データの締切が実際の運用に合うかどうかは非常に重要なポイントで
締切日が早すぎるとデータ作成が間に合わず回収することができないことがあります。
年間のスケジュール表を入手し、事前に確認しましょう。
利用可能な金融機関
せっかく決済代行会社を利用しても、
その先で提携している金融機関が少なかったり
重要な金融機関と連携していなければ
利用者にとっての利便性が欠けてしまいます。
利用者の層に合わせて適切な金融機関を網羅している決済代行会社を選びましょう。
依頼書のペーパーレスオプションの有無
法人企業からの振替では利用できませんが、
個人からの回収であれば口座振替依頼書をペーパーレスにすることが可能です。
webや端末を使った依頼書のペーパーレス方式があるか否か、
また運用に合わせた利用方法を提案してもらえるかは最後の決め手になることも多いです。
不能時の再振替機能やコンビニ収納の提供有無
実は口座振替では利用者の口座残高に不足があることも少なくありません。
未回収が発生すると事業者が自身で精神的に負担の大きい督促業務を行うことになります。
未回収になった場合の督促方法を想定し
事前に準備しておくことが重要です。
次の月に複数月分まとめて回収するか
それ以外の支払方法で回収するなどのサポートがあるかどうかも
選択肢の1つにしましょう。
まとめ

口座振替は、継続的な課金サービスで有効な決済手段の1つです。
利用者が自ら支払いに行く他の支払方法よりも回収率が高く利便性に優れています。
一方で口座振替の運用にあたっては手間や時間がかかってしまう場面がたくさんあります。
口座振替の利用者が多い場合は決済代行会社を利用する方が良いでしょう。
株式会社キャッチボールの「後払い.com 口座振替サービス」なら、
口座振替依頼書のやり取りから、入金管理督促業務まで口座振替に関する業務は全てお任せOK。
web口座振替登録にも対応しているので機能面でも優れています。
審査に通過したご注文分は必ず立替保証するので、未回収リスクの心配もありません。
また当社はコンビニ後払いサービスも提供しているので、
口座振替での引き落としが難しい場合にはスムーズに他の回収手段を提供することができます。
決済業務の効率化にぜひ、「後払い.com 口座振替サービス」をご検討ください。
導入事例「プレミアムウォーター株式会社 様」
厳選した採水地の天然水をご自宅まで
定期的にお届けする宅配水サービスを展開されている「プレミアムウォーター株式会社様」に
「後払い.com 口座振替サービス」を導入された背景と効果について、現場の声をご担当者さまに伺いました。
クレジットカード利用者が多い同社ですが、
クレジットカードを持っていない方や、カード情報を第三者に引き渡すことに抵抗がある方でも
安心してご利用いただけるよう、
複数の決済手段を用意すべく「後払い.com 口座振替サービス」の導入に至りました。
大幅な業務負担の軽減により、
新規顧客獲得など本業に専念できるようになった効果を感じていただいています。
詳細はこちらから▼
プレミアムウォーター様導入事例
